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ビール製造 協力企業
長濱浪漫ビール様
地域の農業→クラフトビール造りを通して、持続可能なサイクルで活気づけたい
近年、個性豊かな味わいと香りのクラフトビールの魅力が世界中で注目され、消費量が増え続けています。その中でも苦くてサッパリした味わいや個性的で魅力的な香りの元になるホップに注目が集まっています。
ペレットにされた一般的なホップ
まず、ビールの原材料は「麦芽・ホップ・酵母・水」で、主に農産物から出来ています。現状クラフトビール造りでは、ドイツを始めとするヨーロッパ産や、クラフトビール先進国のアメリカ産など多くの海外産の原材料が輸入されて使用されています。それには、海外ではビール文化の長い歴史があり、栽培に適した比較的冷涼な地域、栽培のノウハウが蓄積され品種改良・開発が進み、大規模で機械化され商業化されている。といった理由があります。
日本国内でも一部地域で大手ビールメーカーとの契約栽培が行われていますが限定的です。国産の農産物は品質が高く評価されていますが、前述の部分でホップ栽培においては海外に先行されています。
しかし、輸送費・燃料費の高騰、為替の影響、世界情勢や気候変動の影響や他国での需要増加などによって今まで通りに海外産のホップを自由に手にすることが難しくなる可能性がある中、近年の日本国内でのクラフトビールメーカー数や消費量の増加に伴って、国産ホップの需要や期待が高まってきています。ホップは収穫した直後から、熱や酸化でフレッシュな香りが失われて行きます。その点、地元での栽培は各ビールメーカーにとっても近さが大きなメリットになります。
そこで元々ハーブなどを栽培されていた近江バジル協会様とのご縁で滋賀県産のホップ栽培のチャレンジを始めました。同じ品種でも産地が変われば違う香りが出ると言われているホップですが、2023年に収穫したホップはとてもフレッシュでフルーティーな香りがして、収穫したてのホップをその日のうちにビールの仕込みに使用した限定醸造ビールの「フレッシュホップペールエール」はとても好評でした。
収穫されたホップを長浜浪漫ビールさんへ
ホップは獣害が少なく一度植えると約20年生きると言われますが、収穫できるのは2~3年後から。蔓性の植物で5~6mの高さまで成長するため、栽培するためには支柱やワイヤーを設置する初期設備費用が必要になります。そして、まだまだ栽培面積が少なく収穫量が限られるので、今後事業として続けていくには栽培面積を増やしていく必要があります。
クラフトビールは作り手と飲み手との距離が近い飲み物だと思います。麦芽の搾りかすを畑の肥料として再利用したり、地元産の原材料を使用したり、収穫体験に参加することで、さらに農家と飲み手の距離も近くなり、地域での持続可能なサイクルが実感できます。
このような国産ホップの取組にご興味を持っていただけましたら、ぜひご支援ご協力よろしくお願いします。
<酒類販売管理者標識掲示>
販売場の名称及び所在地 | 酒類販売管理者の氏名 | 酒類販売管理研修受講年月日 | 次回研修の受講期限 | 研修実施団体名 |
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長濱浪漫ビール | 川村規夫 | 2022年11月8日 | 2025年11月7日 | 彦根小売り酒販組合 |
産官学の連携
- 株式会社長濱浪漫ビール(醸造)
- 株式会社リスペクト(発酵)
- 株式会社北近江リゾート
- 長浜バイオインキュベーションセンター
- 立命館大学
- 長浜市農政課
- 滋賀県庁 農業関保機関